津軽線の蟹田-三厩間の存廃についてついに話が出てしまいましたね…この区間は2020年2月に卒業旅行で青森から始発で行ったのがいい思い出です。この頃はまだキハ48でした。

津軽線

この年は暖冬であまり雪は多くなかったのですがそれでも青森。とても寒かったのを覚えています。始発の蟹田行きに友人と乗り込みまだ夜も明けない津軽線をひたすら北へ。
蟹田に着くあたりでようやく日が昇ってきてそれで目が覚めました。

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▲蟹田駅で並ぶ折り返しの青森行き701系と三厩行きのキハ48。

中は国鉄車特有の雰囲気と、足元からくる暖気でほどほどにあったまっており、三厩まで比較的快適に過ごせました。
途中、中小国信号場までは電化されていますが、それもここまで。ここをすぎると津軽線の末端区間にいよいよ突入。途中津軽二股で北海道新幹線の奥津軽いまべつの駅に隣接しますが、本数はあまりないのが現状。

今別駅を過ぎると急にひらけて津軽海峡を望みながら三厩へ。

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▲三厩はまさしく盲腸線の駅といった雰囲気


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▲サボも昔ながらの差し込み式だ。
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▲夜もあえて間もない「しばれる」朝


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▲この先で線路は途切れている。

冬に訪れたからか乗客は自分合わせて10人もいなかった。三厩ではまばらに人が駅舎に吸い込まれていった。駅舎からまっすぐ伸びる道を歩けば津軽海峡を望むことができる。
この日は晴れ渡っており、「津軽海峡冬景色」のようなどんよりとした空ではなく、遠く北海道まで見渡すことができた。

この旅情溢れる路線が無くなるのは寂しいがこれも時代なんだろうか。